骨美容®︎(ほねびよう)のこと。ゆりクリニック

港区田町駅前のゆりクリニック院長のブログです。

カンファタブルエイジングのすすめ

7月もあっという間に月末です。今月は豪雨災害があったり、その後の猛暑、週末の台風と大変なひと月でした。日頃の備えの大切さを実感する毎日でもありました。被災された方々が少しでも早く安心した生活に戻れますように。心よりお見舞い申し上げます。

 

 今日は、年齢を重ねることについて私が思っていることについてお話ししたいと思います。

私も更年期と呼ばれる年齢を迎え、体の変調を感じる毎日です。特に40歳を過ぎてからは疲労がなかなか取れず、急性期病院に勤務していた頃は当直明けで寝不足だと、その後回復するまでに数日かかるようになりました。恥ずかしながら、自分の体に耳を傾けるようになったのはこの頃からです。それまでは忙しさにかまけて自分の体をいたわることはほとんどありませんでした。整形外科医としてバリバリと音を立てながら頑張ってきた体力を過信して、食事を抜いたり、夜更かしをしたり、深酒をしたり、休みの日も動き回って体を休めなかったり…。医者の不養生とはよくいったものです。それでもなんとなくやっていけた、というのが正直なところでした。丈夫に産んでくれた両親に感謝しなければなりませんね。

でも、「疲れたー」と感じたときに、じっくりと自分の体と対話するようになると、ひと月の間にもホルモンの変化によって体調や気分に変化があることがよくわかるようになりました。それ以来、疲れているときはなるべく気持ちをゆったり持つこと、「私、疲れているの。誰のせいでもなくホルモンのせいなの。」と家族に伝えること(これは意外に自分も家族もスッキリして効果的です)、早めにたっぷり睡眠をとることなどを心がけています。

誰でも年齢は重ねるものです。

体の変化はなかなか受け入れられるものではないかもしれません。でも、年齢のせいと諦めずに変化の仕組みを理解して、私たち女性がホルモンにどれほど影響を受けているかを知ると、疲れている時には体を労ってあげる、大丈夫な時にはちょっと頑張ってみる、などメリハリの効いた生活ができるようになる気がします。

こんな風に過ごしながら、元気で仕事をして、美味しいものを食べて飲んで、好きな人たちと楽しく過ごす時間ができるだけ長く続くことが私の理想です。

年齢にあらがうだけのアンチエイジングではなく、自分にとって心地よい年齢の重ね方=カンファタブルエイジング、は私がおすすめしたい年齢の重ね方です。それぞれの人が無理なく、自分らしく年齢を重ねること。病気があっても、日常の生活をうまくやり過ごしながらご機嫌でいられるとしたら、それはそれで幸せかもしれません。

ゆりクリニックは皆様のカンファタブルエイジングのお手伝いをしたいと思っています。なんとなく不調だな、と感じたら、どんな小さなことでもご相談ください。

 

写真は今話題の矢部太郎さんの『大家さんと僕』。大家さんと矢部さんの交流がほわっと温かくてとても素敵です。

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ゆりクリニック

院長 矢吹有里