骨美容®︎(ほねびよう)のこと。ゆりクリニック

港区田町駅前のゆりクリニック院長のブログです。

『サイボーグ時代』を読みました

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年が明けて、あっという間に2月がはじまりました。節分が過ぎるとまた新鮮な気持ちになりますね。

 今日は春のような暖かさですが、クリニックでは冬の間腰痛や膝の痛み、肩こりなどを訴えて受診する方が増えています。体を冷やさないよう体を温めると同時に、体の乾燥を引き起こさないように十分注意しましょう。体内の乾燥は関節痛や筋肉の痛みにも繋がります。室内を40〜50%に加湿する、肌をしっかりと保湿する、1時間に200ml程度のこまめな水分補給をする、などを心がけましょう。

 

吉藤オリィさんの新刊『サイボーグ時代』を読みました。吉藤さんが開発した「OriHime(オリヒメ)という分身ロボットをご存知でしょうか?自由に動けない人が遠く離れた土地でその場の人とコミュニケーションをとることができるロボットです。吉藤さんはALS(筋萎縮性側索硬化症)を患った友人のためにこのロボットを開発しました。

テクノロジーと人との融合、なんていうととても難しく聞こえますが、本を読んでみると、実は吉藤さんには私たちと同じように悩みや苦手とすることが数多くあって、それを克服するため得意なテクノロジーを使うことにより、悩みを抱える他の人たちの孤独を解消していくことを使命としている、いう内容でした。

万能主義からの脱却、対人コミュニケーションを克服する、若者に弟子入りする、できないを武器にする、自分をシェアする、死をカジュアルに意識して生きる、など、面白い視点は柔軟なものの見方から生まれた発想なのですね。

天才だけど人間らしくてすごく素直で謙虚、そのアイデアには思わずクスッと笑ってしまうようなものもたくさんありました。

これからの時代を担う若者の代表、吉藤オリィさんの今後の活動にも期待です。

ぜひ皆さんも読んでみてくださいね。

 私も、この本を読んでたぶん少しアップデートされているはずです。年を重ねてもいろいろな人の意見に耳を傾ける柔軟な姿勢をいつまでも忘れないよう心がけたいものです。
orylab.com

ゆりクリニック

院長 矢吹有里