継続は力なりー骨粗鬆症治療中の方へー
緊急事態宣言が発令されてから1ヶ月以上が経過しました。
一部解除された地域もありますが、東京都はもう少しだけかかりそうですね。
ゆりクリニックでは、ご自身の体調やご家族の関係などでご来院が難しい方には、お電話による再診と処方箋のかかりつけ薬局へのFAXなどで対処しております。ほとんどの方にはこの電話再診のシステムを利用していただいたり、お注射が必要な方はお散歩がてら通院していただいていたりして、治療を継続していただいています。みなさま意識が高く素晴らしいです!私としてはとても嬉しく思っております✨
そんな中で本日、日本骨粗鬆症学会・日本骨代謝学会より、この非常事態中に骨粗鬆症治療を中断するリスクについて、あらためて患者さまへ注意喚起をしていただきたい旨の提言がありましたので、お知らせいたしますね。
これまでもお伝えしている通り、骨粗鬆症の治療はなによりも継続が大切です。
治療内容によっては、途中でやめてしまうと骨密度が急速に低下し、骨折のリスクがかえって高まることが報告されています。
現在のお薬を一時的に代わりのお薬に切り替えることによって骨密度の低下を防ぐことも可能です。
その他、一般的な推奨事項としてあげられているのは栄養と運動です。
これまでも診察ではいつも皆さまにお伝えしてきたことですね。
十分な栄養と適切な運動は、骨量維持や筋肉量の減少防止に必要です。人との距離を確保しながら、出来るだけ以前と同様以上の運動量を維持するように心がけましょう(提言より抜粋)。
これまでジムなどで運動をしてきた方にとっては、以前と同様以上の運動量を維持するのはなかなか難しいかもしれませんが、毎日のウオーキングでも骨量や筋肉量を維持することは可能です。人混みを避けて、涼しい時間帯に30分〜1時間程度歩いてみてください。
せっかく続けている骨粗鬆症治療を中断しないよう、
骨折をおこさない、
美しい背中を保つ、
死ぬまで自分の足で歩く!
などの骨美容の目標に向かって骨骨(コツコツ)と頑張りましょうね💕
引き続き来院が難しい場合や少しでも不安がある場合にはお気軽にクリニックまでお電話ください。
院長 矢吹有里